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200坪の土地に建築。心地いい軒下デッキから鮮やかな芝庭を眺める暮らし

2022.07.19
お客様の声

※本記事は住宅情報WEBマガジンDaily Lives Niigataによる取材記事です。

新潟市秋葉区、小阿賀野川の近くに立つG邸を訪れた。

Gさんはご夫婦と2人のお子さんの4人家族。結婚後はアパートで暮らしていたが、上のお子さんが生まれてから6年程は同じ秋葉区にある奥様の実家で同居していたという。

自分たちの家を建てようと土地を探し、巡り合ったのが、南北に細長い200坪の土地だった。北側には土手を利用した県道が東西に伸びており、それ以外の3方は昔ながらの家や蔵がゆったりと立っている。

広い土地の真ん中に建てられたG邸は、シンプルな三角屋根が印象的な佇まい。4間×4間の正方形の総2階で、北側にはポーチ、南側には1階の掃き出し窓を守るように大きな下屋がつくられている。

安定感のある形状で、耐震等級は最高等級の3をクリア。

青々とした芝生に面したウッドデッキは、野外に設けられたステージや、公園内に建てられたカフェテラスのようで、見ているだけでワクワク感が高まる非日常的な場所だ。

「風間さんの名前を知ったのは住宅情報誌の特集記事でした。紹介されていたのはカバードポーチがあるお宅で、外の空間を存分に味わえるのがいいなと思って。それで、風間さんに相談に行ったんです。僕が喫煙者というのもありますが、家に居ながら、外でくつろいだり息抜きできる場所をつくりたかったんですよ。それが一番のこだわりでしたね。他社さんもいくつか見たんですけど、僕の中では風間さんに最初から決まっていました」とご主人。

ウッドデッキに設けられた下屋の柱は建物から1間(約180cm)離れており、軒先はそのさらに先まで数十cm伸びている。リズミカルに並ぶ4本の柱の間隔も1間ずつで、左右幅は約6mにも及ぶ。

ウッドデッキをただの飾りのようにつくるのではなく、暮らしの重要な一部分と捉え、快適性と実用性を高めているのがポイントだ。

「元々Gさんはカバードポーチのある家をイメージされていましたが、玄関が北側になるのが自然だったので、カバードポーチではなく南側のリビングに面したウッドデッキを提案しました。建物裏手の南側には60坪もの庭が取れましたので、できるだけ開放させたかったですし。デッキは素足で歩きやすいように、ハードウッドではなく柔らかい屋久島地杉を使っています。また、庇を大きく伸ばしていますので、日射が室内に入るのを防ぎ夏場の冷房負荷を抑えることができます」と風間建築事務所の代表・風間広大さんは話す。

夏至に近い6月下旬の午後に訪れたが、ウッドデッキはすっぽりと庇に覆われ、心地いい風が抜けていった。

デッキの目の前の芝生はカーペットのような踏み心地で、子どもたちが伸び伸びと遊べる場所。その様子をリビングやウッドデッキから見守ることができる。

 

かわいい2つの三角屋根がある北側ファサード

一方、玄関があるのはウッドデッキとは逆サイドの北側。

ガルバリウム鋼板の建物から突き出すように、三角屋根がかわいい板張りのポーチがつくられている。

「全部を金属にしてしまうと冷たい感じになってしまいます。そこで、触れる高さに天然木をあしらってみました」(風間さん)。

玄関ドアを隠すように設けられたポーチはトンネル状の空間で、雨や雪を避ける役割を果たす。

壁には濡れた傘を掛けられるようにアイアンバーが取り付けられているのも面白い。

ドアを開けると、大きな地窓からたっぷりと光が入る玄関が現れた。

右側はシューズクロークになっており、家族4人の靴や上着がずらりと並んでいる。

床にはオークの挽き板のフローリング(表面に厚さ2mm程度の天然木を張った床材。見た目は無垢材とほとんど変わらない)が使われており、建具には赤みがかった色味が特徴的なラワン合板が採用されている。

既製品のつるりとした建具とは異なるラワンの質感は、木目が際立つオークの床との相性もいい。

 

木製天板とタイルが融合するオリジナル洗面台

奥へ進むと現れたのは風間さんが得意とする幅1.8mの造作洗面台。

1坪分のスペースを確保し、その空間いっぱいの洗面スペースをつくるのが風間さんスタイルだ。

これまでは収納量たっぷりのキャビネットを備えた洗面台をつくってきたが、今回は天板の下をすっきりと空けたデザイン。そこには無印良品のポリプロピレンストッカーがぴたりと納まっている。予算や使い勝手に合わせてオーダーメイドできるのが造作洗面台の魅力だ。

天板はオークの突板。壁のアクセントとして、風間さんの自邸でも採用したというサイズの小さいサブウェイタイルが貼られている。幅広の枠が印象的なオーク材のミラーもオーダーメイドだ。

サイドの壁には、ご主人がDIYで増やした可動棚も設けられている。

 

回遊動線上に設けられた脱衣所兼サンルーム

そのすぐそばにあるのは、3.5畳の脱衣所兼サンルーム。

天井からは2本の物干しポールが吊られており、洗濯物をすぐにその場で干すことができる。この脱衣所は玄関ホール側とキッチン側の両方から入れる設計で、帰宅後すぐに浴室へ向かうのも、食事の支度の合間に物干しをするのもスムーズだ。

「風間さんには無駄な動線をなくしたいと伝えていて、この回遊動線をつくって頂きました。使い勝手がいいですし、子どもたちがここをよく走り回って遊んでいます」(奥様)。

また、窓は天井に上端を合わせた高窓で、プライバシーを保ちながら隣家の庭木を眺められるように考えられている。

 

高さ2,400mmの大窓で、外と繋がるLDK

再び廊下に戻り南側へ進むと、目の前にパっと鮮やかな景色が広がった。

夏の午後の日差しを受けた緑が眩しいくらいに輝いている。16畳のLDKは1/3がキッチンで、残りの2/3がリビング&ダイニング。広すぎない空間が家族の距離を縮め親密な雰囲気をつくり出す。

ウッドデッキとリビングの間に設けられた窓は、高さ2400mmと天井まで達する高さ。この大きな窓がダイナミックに内と外の空間をつなぎ、床面積以上の広さを感じさせる。

窓を開ければデッキまでが一体になるため、気候のいい時季は一層のゆとりが生まれる。

さらに、風間さんが得意とする通風計画も考えられている。「この掃き出し窓と2階の北側の窓を開けると、重力換気で風が流れるように設計しています。リビングや階段が風の通り道になるイメージですね」と風間さん。

リビング側に並んでいる家具は、Gさん夫婦が以前から使ってきたという無印良品のソファ・TVボード・シェルフ。

それらの落ち着いた色味の家具が、グレーの壁紙やオークの床と調和している。奥のコーナーには階段下を活用した天井の低い収納スペースも。そこには子どもたちの絵本や図鑑が収納されている。

「階段下は子どもたちが入って遊ぶヌックのような場所にもなっていますね。また、リビングと廊下の間に建具がない開放的なつくりなので、冬寒いかな?と心配だったんですが、リビングのエアコン1台で2階まで暖かく過ごせました。実家では廊下やトイレ、お風呂が寒かったんですが、この家では寒さを感じることがありません。外気温が下がる冬の朝もスムーズに起きられますし、エアコンによる暖房で冬場の洗濯物の乾きもいいですね。意外と梅雨時の室内干しも乾きやすかったです」(奥様)。

対面型のキッチンはキッチン前に壁をつくることで手元を隠しつつも、低めに抑えることで圧迫感が出ないようにしている。キッチンに立てばリビングやダイニングで過ごす家族と会話を楽しめるし、庭もテレビもよく見える。

それからキッチン奥の壁側には、風間さん設計の白いオリジナルキャビネットが見られる。

「キャビネット本体にはラワン合板を使い、引き出しの面材は汚れや水滴を拭き取れるようにメラミン樹脂を使っています。取っ手はアイアンで、上のカウンターはホワイトアッシュの幅はぎ材ですね。耐水性を高めるためにウレタン塗装で仕上げています」と風間さん。

長く愛着を持って使えるように、それぞれの材料の性質を見極め、耐久性を考慮した素材選びや加工がなされているのが特徴だ。調理家電がぴたりと納まる約45cmの奥行きもちょうど良く、ゴミ箱を置くスペースや大きめの鍋が入れられる深い引き出しなども過不足なく備わっている。

形状を複雑化せず、機能性を高めた上で、シンプルかつ美しいデザインにまとめていく。このキャビネットはそんな美意識の上に成り立っているようだ。シンプルなので汎用性も高い。

 

風景を切り取る2階のピクチャーウインドウ

次に階段を上がって2階に向かった。

2階は1階と同じ4間×4間の平面で、6畳の子ども部屋が2つと、7畳程の寝室、納戸、ウォークインクローゼット、書斎をレイアウト。

中央に廊下を配し、そこから各個室に入れる設計だ。

廊下と一つながりになった書斎はこの家の中で最も眺望のいい空間。のどかな土手の風景を切り取る大きなピクチャーウインドウが設けられている。

「持ち帰った仕事をここでやることもありますが、それよりも眺望を楽しむのにいい場所なんです。昼もいいですが、夜になると新潟の街の夜景もきれいに見えるんですよ。子どもたちも寝る前にその景色を楽しんでいますね」とご主人。

その隣には、寝室、子ども部屋が配されているが、あくまで生活の中心は1階。今は夜寝るためだけの空間としているそう。

 

最後に家のどんなところが気に入っているかをGさん夫婦に尋ねてみた。

「私は冬にほぼエアコン1台で暖かく過ごせることですね。風通りの良さも気に入っています」と奥様。

ご主人は「やはりウッドデッキで過ごす時間が好きです。庇が深いため、雨でも過ごせますしね」とほほ笑む。

家を建てたことで、庭いじりに興味を持つようにもなったという。

「土手から降りてくるためのライト付きの階段をつくったり、玄関の地窓の横にオリーブの木を植えたりしました。

今後も庭木を増やしたり、畑をつくったりしてみたいです。妻の実家ではレンガでバーベキュースペースをつくって週末によくバーベキューをしていましたので、この家にもそんな場所をつくって楽しみたいですね。それから、ウッドデッキには屋外用のソファやテーブルを置く予定です。そこでお茶やお酒を飲んだり、読書をしたり、お客さんを招いたり。そんな使い方をしてみたいです」。

庭づくりに火が付き、すっかり家で過ごす時間が長くなったというご主人。庭を眺めながら次の構想を練ることも、新居がもたらした人生の新しい楽しみになっている。

G邸
新潟市秋葉区
延床面積106.84㎡(32.30坪)、1階53.85㎡(16.28坪)、2階52.99㎡(16.02坪)
設計・施工 株式会社 風間建築事務所

写真・文/Daily Lives Niigata 鈴木亮平

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